「終戦の日」をめぐる日本人の3つの誤解とは?

日本
8月15日、靖国神社の社頭に掲げられた半旗の日章旗。

本日8月15日は「敗戦記念日(終戦の日)」である。この日を巡って、いろいろな誤解があるので、今回は代表的な「終戦の日にまつわる誤解」を3つご紹介したい。

1の誤解「日本は無条件降伏をした」

これが戦後日本の民族精神を支配し、米国、支鮮に屈従せしめている、最大の誤解だろう。学校でもメディアでも、当たり前のように「日本は敗戦、ポツダム宣言を受諾し、無条件降伏した」と口を揃えている。しかし、これは大きな誤りなのである。先の大戦で、日本は能く戦い、降伏条件を受け入れて敗戦したのであって、無条件降伏したのではない。

ではなぜそのような誤解がここまで広く根付いてしまったのかというと、「無条件降伏」という言葉の衝撃の大きさと、日本が無条件降伏をしたことにしておいた方が何かと都合がいい、反日勢力(敗戦利得者達)が積極的に広めたからと思われる。

無条件降伏をしたのは、第日本帝国軍である。ポツダム宣言第13条に、日本国軍の完全武装解除と無条件降伏が定められており、これがイコール日本の無条件降伏と混同されたのだ。ポツダム宣言には、きちんと、降伏の諸条件を日本と連合国とがお互いが誠実に履行することが

下名はここにポツダム宣言の条項を誠実に履行すること並に右宣言を実施する為聯合国最高司令官の要求することあるべき一切の命令を発し且かかる一切の処置を執ることを天皇、日本政府及その後継者の為に約す。

と書かれ、また

「天皇及日本国政府の国家統治の権限は本降伏条項を実施する為適当と認むる処置を執る聯合国最高司令官の制限の下に置かるるものとす。」

として、降伏条項が明記されている。

日本は、帝国軍の完全武装解除と無条件降伏、また天皇陛下および日本国政府の権限が連合国の制限下に置かれる代わりに存続を保証する、という協定をもとに、条件付き降伏を受け入れたのであって、日本が無条件降伏をしたのではない。目を覚ましてほしい。魂まで武装解除してはいけない。

2の誤解「8月15日は靖国神社に参拝して平和の誓いをする日」

8月15日は「敗戦記念日」だが、この日は靖国神社にとって、宗教的、儀礼的に特別な意味を持つ日ではない。本来、靖国神社に参拝するべき特別な日は、例祭、例大祭、みたま祭りなどの「まつり」である。この日が敗戦記念日であることと、ちょうどお盆の季節であることから、「終戦の日=靖国神社」という誤解、というか「お約束」が自然発生的に広まったものだろう。(ただしこの日、靖国神社では戦死者への弔慰を表すため、国旗が半旗にされている。)

また、靖国神社は、墓参りではないので、「慰霊」をしたり、「平和の誓い」をしたりする場所ではない。祀られている英霊を顕彰し、その勇敢さを讃え、國體を護持し得たことに感謝し、必勝の誓いをするべき場所だ。

とは言うものの、朝日新聞らの手によって、ここまで靖国神社が「政治問題」としてクローズアップされてしまうと、あえてこの日に閣僚に参拝してもらうというのは、思想を問うリトマス紙になると同時に、支鮮に対する牽制としての意味合いは小さからぬものがある、と最近思い直してもいる。そう考えると、返す返すも、おそらく今年が最後の機会になったであろう、安倍総理によって「首相参拝」が復活できなかったのは残念だ。

3の誤解「8月15日で日本は戦争を終えた」

8月15日は、日本国がポツダム宣言を受諾した日(通達は14日)だが、この日ですべての戦闘行為が終わったわけではない。8月8日に日ソ中立条約を一方的に破棄し、満州から侵攻を開始したソ連は、8月17日に千島列島へも侵攻し、これを日本軍占守島守備隊が激しい反撃を試み、退けた。この戦いが終了したのは21日のことだった。終戦の日を控え、駐日ロシア大使館が、日本に向けて、日本語でいけしゃあしゃあと 「ヒトラーの同盟国、アジアおよび太平洋地域で暴虐を尽くした日本との開戦により、ソ連は極東、とりわけ軍事主義者に占領された中国と朝鮮半島における解放という使命をはたしたのです。 」などとほざいているのを見ると、腸が煮えくり返る思いがする。

さらにはこの守備隊を始め、58万にものぼる日本兵、日本人が抑留され、シベリアで国際法違反の奴隷労働に従事された。これも「戦争」が継続していたといえるもので、死亡した5万8千人は、英霊として靖国神社に祀られている。彼らが日本へ帰還するのは、日ソ国交正常化が成る1956年まで待たなければならなかった。武装を解除され、国家が敗戦を受け入れたあとも、極寒の地で懸命に生きるための戦いを続けていた兵士がいたのだ。

(文・櫻木)

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コメント、ネットの反応

  1. 安部さんも今年がチャンスだったのになぁ
    何を期待されてるのかが分かってないのか
    ますますコアな支持層が離れそう

  2. 文句言ってるのたった3ヶ国だけなのに何を気にしてるのか
    逆に言えば内政干渉だとかいうんだから同じように突っぱねればいいのに

  3. 誰かが行かないと内閣大臣は靖国参拝が出来ないという既成事実が出来てしまう。だから無理しても参拝する。そーしないと国民全員が参拝出来なくなる。。

  4. 安部さんは逃げたんじゃない
    「避けた」んだ
    それ自体は悪いことじゃない、あの人は失態も多いが尊敬できる面もある

  5. 靖国かどうかは別として
    戦没者の慰霊に今の政治家が参拝(礼儀作法はなんでもいい)するのには賛同するよ。
    できれば「負ける戦いを始める」ようなヘマはしないでくれ。

  6. そもそも靖国神社は「不戦の誓い」をする場所ではない。
    「英霊たちよ、よくぞ戦ってくれた。次こそは勝つ」と勝利を誓う場所ですよ。

  7. 萩生田はナンチャッテ愛国者
    文科省教科書検定の左翼自虐史観を推進している
    靖国に来て欲しくない

  8. 今日は終戦記念日か・・・思えば先人たちは偉かったなぁ、敗戦の焦土と化した
    日本をわずか半世紀足らずでここまで復興させたんだからなぁ・・・。

記者プロフィール

櫻木

在野のコラムニスト。1975年生まれ。大東亜戦争の戦地の取材をライフワークとしており、台湾やインドネシアとの親交が深い。

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