捏造レッテルは黙ってても剥がれることはない! 味の素に学ぶ名誉回復

日本

皆さんは、「味の素」と聞くと、どんなイメージがありますか?「味の素」は、日本が世界に誇る、調味料の発明です。そもそも、「味覚」は、かつては「甘味、酸味、塩味、苦味」しかないと思われていたところ、 1908年、日本の池田博士によって 「うま味」という第5の味覚があることが突き止められ、その成果をもとに作られたのが化学調味料(うま味調味料)、味の素なのです。

しかし、読者の中には、「味の素=化学調味料=体に悪い」「使いすぎると舌が麻痺する」などの、悪いイメージを持っている人も少なくないのではないでしょうか?

しかし、読者の中には、「味の素=化学調味料=体に悪い」「使いすぎると舌が麻痺する」などの、悪いイメージを持っている人も少なくないのではないでしょうか?

味の素が挑む名誉回復

そんな中、株式会社味の素が、こうしたイメージの改善に本気で乗り出したらしい、という話が伝わってきました。

【経済インサイド】味の素の「名誉回復」、社長自ら立ち上がった
食品大手の味の素が、うま味調味料「味の素」のイメージ改善に本腰を入れ始めている。味の素はおなじみの調味料として塩や砂糖と同じように認知され、多くの加工食品にも使…

80~90年代のグルメブームの中で人気を博したマンガ『美味しんぼ』。この作品の中でも、折りに触れ繰り返し繰り返し「化学調味料=悪」のメッセージが訴えられ続けていました。

昔は「科学」という言葉に、未来とか進歩とか、良いイメージしかなかったと思うんですが、記事中にもあるように、70年代の公害問題とか、左翼思想が大企業を叩いたりする風潮の中で、言葉そのもののイメージも悪化した、というのもあるかも知れません。

そもそも「化学調味料」と言われたときに、工場で科学的に作り出しているケミカルな物質、というイメージはあるでしょう。しかし、「味の素」の製法を見ると、自然の食品(サトウキビ)から、発酵によって旨味を増やして抽出しているわけで、伝統的な料理の技法と何ら変わることはありません。

世界に広がる味の素の風評被害

しかし味の素に対する悪印象と誤解は、アメリカから世界に広まっていきました。

M米国民の間にMSG不信が広まり、飲食店のメニューや加工食品で「No MSG(MSG不使用)」との表示が広まった。諸外国でも、米国が発信源となったとみられる、「動物の骨から作られる」「(髪の毛が抜けて)はげる」などのMSGへの誤ったイメージが残る。

 西井氏にも体験がある。2年前のナイジェリア訪問でレストランに入り、「味の素」を見せて知っているかどうかを尋ねると、「AJINOMOTO」は知られていた。しかし、MSGだと説明すると「MSGはポイズン(毒)だ」との返事があった。80~90年代のアンチMSGの動きの中で、「(MSGに対するネガティブなイメージが)おばあちゃんから母親、娘へと受け継がれていった」と、西井氏は推察する。

これ、何かに似ていないでしょうか。

そう、アイリス・チャンによる『南京大虐殺』の嘘にきちんと反論してこなかったり、『”従軍”慰安婦』の虚構にきちんと向かい合ってこなかったり、『旭日旗』に対する韓国人のネガティブキャンペーンを相手にしなかったりと、重大な対日毀損工作に対して、何ら手を打たずに放置してきた日本の姿が重なります。

しかし、味の素は立ち上がりました。

 同社は昨秋、米ニューヨークで栄養学や歴史学の研究者、著名な料理人、メディアなどを招いたセミナーを開き、米国発の負のイメージを払拭するための一歩を踏み出した。フォーラムの内容が報道されると、米国内で「No MSG」の表記が徐々に消え始めたという。米国での情報発信を強化するため、3年間で1000万ドル(約11億円)を投じる。日本での投資額は明言しないが、活動を強化する。

沈黙は美徳ではない!

日本人は「本当のことは黙っていてもいずれ伝わる」と思ってしまう傾向があります。これは「沈黙=美徳」という日本の価値観だったり、直接議論をして相手との関係を荒立てたくないという態度が「大人の対応」として評価される風潮だったりが影響しているのかも知れません。しかし、日本を一歩でも外に出ると、そんな常識は通じません。 海外では、沈黙は美徳ではなく、「黙っている=本当のことだから言い返せないのだろう」と思われます。

味の素は、1908年の池田菊苗博士の研究で誕生し、社名ともなった商品に対する名誉回復に取り組んでいます。 日本もまた、味の素に習って、世界中に中韓が広めたいわれなき抽象、日本に対するヘイトスピーチ、対日毀損について、しっかりと資金を投じて反論をしていくべきではないでしょうか。

追記・まずは旭日旗から

木曜日にここまで書いて下書きに寝かせておいたところで、日本の外務省、防衛省がようやくそのおもすぎる腰を上げた、という情報を知りました。24日、それぞれのホームページに海上自衛隊の自衛艦旗「旭日旗」を紹介するページが新設されています。

旭日旗 | 外務省

防衛省・自衛隊:自衛隊の旗と海上自衛隊の満艦飾について|防衛省・自衛隊の『ここが知りたい!』

韓国の、旭日旗に対する謂れなき抽象は、戦後からずっと言っていたことでも何でもなくて、わずか7年前、2012年に韓国人サッカー選手が、日本に対するレイシズム的挑発を批判された時の言い訳に起因するものです。日本は「何をバカなことを言っているんだ」とちゃんと相手にしなかったせいで、現在、世界的に旭日旗の意匠の使用を取りやめたり忌避したりする、非常に危険な兆候が見えています。この問題についても、官民挙げて徹底的に反証して、韓国の反論の目を潰さなくてはなりません。


(文・櫻木)

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記者プロフィール

櫻木

在野のコラムニスト。1975年生まれ。大東亜戦争の戦地の取材をライフワークとしており、台湾やインドネシアとの親交が深い。

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