維新の会を除名された丸山穂高参議、ロシアに謝罪の党幹部を批判「完全に意味不明な対応」「辞めるわけにはいかない」

ロシア

維新の会所属の丸山穂高議員の北方領土をめぐる発言「取り戻すなら戦争しかないのでは」の騒動が尾を引いています。

すでに、維新はじめ立憲民主党など野党6党派が17日、議員辞職勧告決議案を衆院に共同提出し、維新の会の代表はロシア大使館に駆け込んで、謝罪を行なうなどしていますが、これに対して当の丸山議員本人から、「ロシアへの『おわび』は完全に意味不明な対応。おかしなことにはおかしいと申し述べる」と反論のツイートが発信されました。

今朝記事でお伝えした通り、丸山議員はその飲酒した上での軽率な行動や、島民の会の人に答えようもない事をしつこく質問したことなどは、大いに責められるべきで、島民の方達には謝罪する必要があったかと思います。しかし、終戦後に条約を破って侵略し、国際法違反のシベリア抑留を未だに一言も謝っていないロシアに、こんな些細なこと(一議員の非公開の場での放言)で謝罪する必要など、全くありません

丸山議員には、謝罪するべき点はきちんと謝罪をして改めた上で、国会でより本質的かつ国益にかなう言論を展開していっていただきたい。

ただし、酒はもう辞めた方がいい。故・中川昭一議員も、酒さえなければ足をすくわれることもなく、もっと生きて、日本国の為に働いてくれていたはずなのに……。

追記 本人が記者団に語った

その後、本日20日に本人による取材回答が行なわれました。発言の要旨は

・逮捕・起訴された案件ではなく「発言」に対して議員辞職勧告を出すことは由々しき事態。これが認められると与党は言論で議員をクビにできるようになってしまう

・謝るべきは島民に対して。戦後70年、不法占拠しているロシアに謝罪するのは問題。

・私はアルコール依存症ではない

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190520-00000049-mai-pol

というもの。これはまあ、概ねそのとおりでしょう。発言を理由に議員辞職勧告なんて出すのは、議員が自らが議員であることを放棄しているに等しい。

「憲法違反」なんて意見も付いたようですが、戦争について口にだすのも禁止するなんて、あの憲法(占領政策基本法)のどこにも書いていません。

丸山議員のなすべきことは、ただ一つ。酒を断って、島民に謝罪し、もっと議員としての見識と歴史に対する洞察力を身につけて、国のために働くことでしょう。

(文・櫻木)

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記者プロフィール

櫻木

在野のコラムニスト。1975年生まれ。大東亜戦争の戦地の取材をライフワークとしており、台湾やインドネシアとの親交が深い。

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