トランプ靖国参拝!中韓真っ青! の実現可能性を探る

アメリカ

夕刊フジの一面にこんな字が踊った。「トランプ靖国参拝 可能性」実際にこんなことが実現したら、確かに中韓は真っ青になるだろう。はっきり言って痛快だ。一緒にくっついていけば、自動的に安倍首相の靖国参拝も再開できる。

そしてこれ、単なる夕刊紙の飛ばし記事というだけでなく、案外実現可能性は低くないのではないかと考える。

トランプ靖国参拝が実現するかもしれない根拠

外交儀礼

各国の首相の往来時には、現地の無名戦士の墓、英雄墓地などを訪れて献花するのが通例となっている。例えば安倍首相も、インドネシア訪問時には、カリバタにある英雄墓地を訪れている(2015年 安倍晋三首相がインドネシアの英雄墓地を訪問、残留日本兵墓前に献花)。そしてもちろん、今年2月のアメリカ訪問時、安倍首相はちゃんとアーリントン墓地を訪れ、献花している。(安倍総理大臣のアーリントン国立墓地訪問 | 外務省) そうなると、トランプ大統領が訪日するときには、靖国神社を訪れるというのは、実に自然な流れだ。(この場合、千鳥ヶ淵という線もありうるが…)

実際に、靖国神社を各国の首相や外務大臣はじめ、沢山の要人が訪問していることは、過去記事にまとめてある。(靖国神社を公式参拝した国は39カ国もあった! 全世界から見た靖国 | 八島日報

功名心

トランプ大統領の功名心は、「これまで歴代アメリカ大統領の誰も訪れていない」という事実には、結構くすぐられるのではないだろうか。オバマはおろか、史上誰もなし得なかったことをする偉大な大統領。しかもそれは、かつての敵国、今の同盟国の戦没者の慰霊で、過去の恩讐を超えた平和と堅固な同盟をアピールすることもできる。

対中意識

前大統領のオバマだったら、「チャイナを刺激することはよそう」という遠慮が働いて、参拝などあり得なかっただろう。しかしトランプ大統領は、折しも米中経済戦争の真っ最中。チャイナに遠慮をする必要はまったくない。むしろチャイナが嫌がるならやってやれ、くらいのことは考えそうだ。

靖国神社参拝問題は中国が作り出した対日カード

そもそも、戦没者の追悼施設で国の首相が慰霊することは、どこの国でも当然のように行われていることで、誰も日本の首相の靖国参拝を批判などしていなかった。それが、冷戦真っ只中の1985年、突如としてチャイナが反対を表明し始めたのだった。これは、時の中曽根首相とレーガン大統領が「日米蜜月」をアピールして、両国が同盟関係を深めていたときだった。これ以降、中曽根首相は「私的」だの「公式」だの言わされ始め、ついには靖国参拝することを辞めてしまった。

チャイナの狙いは、日米同盟に楔をうち、日本を「加害者」の位置付けにして土下座を迫ることで、日本の国際的地位を相対的に下げ、アジアの覇権を握ることにあった。

このチャイナの行動原理については、サウスカロライナ大学のダニエル・リンチ教授が、「中国は近代の新アジア朝貢システムでの日本の象徴的な土下座を求めている。アジアでの覇権を争いうる唯一のライバルの日本を永遠に不道徳な国としてレッテルを貼っておこうとしている」と喝破している。

ジャーナリスト・井上和彦氏も、安倍首相が真珠湾を、トランプ大統領が広島を訪問したことに触れ、チャイナの歴史戦封じ込めと日米同盟の強化が、トランプ大統領の靖国参拝で完成する、と説いている。

日米両国首脳は昨年、大東亜戦争の最初と最後の象徴の地を相互訪問し、恩讐(おんしゅう)を乗り越えて真の和解を成し得た。これは、中国の対日歴史カードの効力を著しく低下させたといってよかろう。

今回の訪米で、安倍首相はアメリカの戦没者を追悼するためにアーリントン墓地を訪問し鎮魂の誠をささげた。であれば年内に予定されたトランプ大統領の来日時に、日本の戦没者を祀(まつ)る靖国神社を、安倍首相とともに参拝してもらえないだろうか。これで戦後日本の軛(くびき)は取り除かれることになろう。

【正論】トランプ大統領にぜひ靖国神社の参拝を 同盟強化が歴史戦を封じ込める ジャーナリスト・井上和彦(1/5ページ) – 産経ニュース

唯一の不安材料

しかし、唯一の不安材料は、日本の外務省である

せっかくアメリカ側の意向として、トランプ大統領が「靖国参拝しよう」と持ちかけてきたとしても、日本側が「いやそれは困る」とか「中国を刺激する」とか何とか言い出して、逆に断ってしまうのではないか。

そして断った場合、その話はきっと表に出てこないし、アメリカ大統領が靖国神社を参拝する日は二度と訪れないし、安倍首相の参拝の道もまた遠くなってしまうのではないか、と、それだけが心配でならない。

頼むぞ外務省!余計なことしてくれるなよ!

(文・櫻木)

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コメント、ネットの反応

  1. 安倍総理とトランプさんが一緒に行けば、その瞬間に解決です。
    マスゴミ、特定野党、反日パヨク、特亜3ヶ国を、未来永劫黙らせることができますね。ちょっと期待しちゃいます。

  2. 日本もアーリントン国立墓地に行っているからな。

  3. トランプが参拝したら、もうアジア圏の反対は無視できる、各社の論客も沈黙するしかないな。オバマが良い顔しなかった靖国参拝ならトランプは喜んでやるだろう。

  4. トランプならあり得る
    別に損をしないから

記者プロフィール

櫻木

在野のコラムニスト。1975年生まれ。大東亜戦争の戦地の取材をライフワークとしており、台湾やインドネシアとの親交が深い。

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