立憲民主党が「安定的な皇位継承を考える会」開催も出席者たったの5人! しかし笑ってばかりもいられない皇統の危機的状況とは?

皇室

立憲民主党が15日、海江田万里会長の元、「 安定的な皇位継承を考える会 」と称す会を開いたのですが、さて蓋を開けてみれば……。

立憲民主党は15日、国会内で「安定的な皇位継承を考える会」(会長、海江田万里元経済産業相)の会合を開いた。新元号「令和」最初の開催となったが、出席者は5人にとどまり、皇室問題に対する関心の低さを露呈した

(略)

 立憲民主党は最近、男系継承の伝統を変えることになる「女系天皇」や、女性皇族が結婚後、宮家を立てて皇室に残り皇族として活動する「女性宮家」を前向きに議論する姿勢をアピールしている。賛成する世論が大きいとみて、夏の参院選で積極的に訴えることも念頭に置いている。

立憲民主が「安定的な皇位継承を考える会」開催も出席者5人 – 産経ニュース

出席者わずかに5人。5人ですよ、5人。「報道陣のほうが多い」とか皮肉を言われる始末。いかに皇統の伝承のことなど本気で考えていない者共が集まっているのか、実によく分かる結果ですね。この閑散とした会場。いい写真だなあ。

しかし、むしろ党内での関心が低い方が良いような気もします。民主党が皇位継承についてどう考えているかと言うと…

立憲民主党は、党内に設置した検討会で議論を行っており、女性宮家の創設や、現在の皇室典範で男系男子に限られている皇位継承資格を女性や女系の皇族に拡大することも含め、具体的な論点を整理することにしています。

立憲民主党は、天皇の退位を、今回のような特例法ではなく、恒久的な制度にすることも検討する方針で、今後、各党に協議を呼びかけることにしています。

安定した皇位継承 立民が各党に協議呼びかけへ | NHKニュース

民主党が考える安定した皇位継承

  • 女性天皇、女系天皇の擁立
  • 女性宮家の創設
  • 皇位継承資格を女性や女系の皇族に拡大
  • 譲位を恒久的な「制度」にする

ですからね。完全に皇統の伝統を破壊しにかかっているといっていいでしょう。

代表の枝野幸男はこんな風に怪気炎を上げています。

立憲民主党の枝野幸男代表は3日、女性天皇に賛成する世論が非常に大きいとして、夏の参院選に向けて女性、女系天皇容認などの問題について議論の必要性を訴えていく意向を示した。札幌市で記者団に「国民的な関心が高まっている。女性天皇、女系天皇、女性宮家の問題をしっかり訴え、国民の理解を広めたい」と述べた。

女性宮家創設を含む皇族減少対策に関しては「男性の皇位継承権を持つ方の数が非常に少ない。皇室制度が安定的に継続するため、政治が考え方を示して国民の共通認識をつくる責任がある」と指摘した。

参院選に向け女性天皇議論 枝野氏「国民の関心高い」  :日本経済新聞

しかしこれも、単純に「また民主残党がバカなこと言ってらぁ」で失笑して流してばかりもいられない状況にあります。なぜなら、先日搭載との記事でもお伝えしたとおり、国民が「女性天皇と女系天皇の違い」についてまったくよく分かっておらず、

共同通信社が1、2両日実施した全国緊急電話世論調査では、女性天皇を認めることに賛成は79.6%で、反対の13.3%を上回った


などというお寒い状況で、あながち枝野の言っていることも間違いとは言い切れないからです。

政府、与党自民党は、すみやかに国民に女性天皇と女系天皇の違いを説明し、安定した皇位継承には旧宮家の皇籍復帰がもっとも最短距離であることを認めるべきでしょう。

また、マスメディアにも、そうした説明について意図的に伏せたまま、ただいたずらに世論調査だけをして国民を誘導していく手法は、もはや許されません。

(文・櫻木)

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コメント、ネットの反応

  1. 参院選で争点の一つにしようとしてたんじゃねえの?
    所詮この程度か。

  2. こいつらは皇室を壊す側だろ

  3. 野党第1党がこれじゃ、話にならんw

  4. なにがなんでも女系の議論しかないのが野党だからな

  5. 反社会的な連中が皇位継承を考えると称して会合か しかも山尾志桜里を混ぜてやるとは
    不敬すぎて啞然としますな

  6. そもそも旧社会党→旧民主党系ともともと天皇制廃止を掲げてる連中ばかりな党で
    皇族存続の会議に出る人がいるワケが無い。

  7. そもそも安定的な「皇位」継承じゃなく新たな「王位」樹立、そこから間違ってるんだからお話にならない。

  8. 天皇の任命とか認証とか学校でやったろうに
    万が一のことがあったら
    政治機能が停止するのになにが「立憲」だ

記者プロフィール

櫻木

在野のコラムニスト。1975年生まれ。大東亜戦争の戦地の取材をライフワークとしており、台湾やインドネシアとの親交が深い。

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