『空母いぶき』出演者の明暗… 「体制側の役やりたくないんで下痢役にした」で炎上の佐藤浩市、「大和魂や愛国心が湧き出る」で男を上げた市原隼人

日本

今月公開予定の映画『空母いぶき』で、佐藤浩市に対する批判の声がやまない。

問題となった発言は、同作品の漫画原作掲載誌『ビッグコミック』に載ったインタビュー。 佐藤は自身の総理大臣役について「最初は絶対やりたくないと思いました(笑)。いわゆる体制側の立場を演じることに対する抵抗感が、まだ僕らの世代の役者には残っているんですね」とした上で、「彼はストレスに弱くて、すぐにお腹を下してしまうっていう設定にしてもらったんです」とドヤ顔で語って大炎上。

これは、言わずと知れた安倍首相の抱える難病、「潰瘍性大腸炎」を揶揄したことが明白である上、本人が何の釈明もせず、左翼系文化人が擁護して火に油を注いでいる。

出版元の小学館は13日、「作品はフィクションであり、実在の人物ではございません」とする談話を出した。

違う!そういうことじゃない!

あれがフィクションであることなんて、誰だって分かっている。だが「総理大臣」「お腹を壊す」という事で、実在の人物を揶揄していることは明白だ。しかもそれが、表現の自由の発現としての風刺や批判精神に基づいたものではなく、単に病気を馬鹿にした下劣な揶揄である事と、「やりたくない」なら引き受けなきゃいいのに、幼稚な反体制ポーズのために原作をないがしろにした行為が批判されているのだ。

これに対して、「安倍応援団とネトウヨが怒っているだけ」(大田光)だの「体制への批判精神は素晴らしい」(小林よしのり)だの「風刺、表現の幅や可能性がどんどん無くなってしまう」(青木理)だの抜かしている左翼系芸能人は、安倍首相憎しで目が曇り、事態の本質が全く見えていない。

市原隼人の男気と大和魂

それに対して、男を上げたのが、同作品に出演している市原隼人だろう。市原は本作の試写会挨拶で、次のように語っていた。

「日本人として日本で活躍する俳優として、この作品に巡り合えて心から誇りに思います。
そして、大切なもののために命をかけることがいいことなのか、悪いことなのか、
美しいことなのか、まだわかりません。

ですが、自分の中に湧き出る大和魂や愛国心を掻き立てられました。とても貴重な作品となりました。」

公式コメントでも、同趣旨の発言が発信されている。

日本人であり日本で活動する俳優としてこの作品に出逢えた事を、心より誇りに思います。守るべきものの為に命をかける清らかさを学びました。それを美しいと受けるか、酷な事と受け取るか、今でも分かりません。只、改めて自分の中の大和魂、愛国心が掻き立てられました。

佐藤浩市&玉木宏&市原隼人ら豪華俳優陣出演!『空母いぶき』第二弾キャスト | cinemacafe.net

実は11月にキャスティングが発表されたときにも、自身のインスタグラムで同様のコメントを掲載しているので、よくよく考え抜かれたうえでの信念に基づいた発言であることがうかがえる。

これについては、ネット上でも「めっちゃかっこいい。」「こちらは立派なコメントですね。」「市原隼人さんは男を上げましたね。」と賞賛の声が相次いでいる。

市原は本作で、第92航空団アルバトロス隊隊長という役を演じている。彼の役を観るためになら、ちょっと見てみたいと思った。

ちなみに、佐藤演じる総理大臣も、市原演じる隊長も、本作の主人公でもなんでもない。主演のいぶき艦長・西島秀俊、副館長・佐々木蔵之介や、護衛艦”はつゆき”艦長役の玉木宏らからすれば、この騒動は「おいおい止めてくれよ」といったところか、はたまた注目度が上がって吉と出るか。

個人的には、「チャイナの人民解放軍と戦う」という原作が、「正体不明のボンヤリした国と戦う。最後はチャイナ含む国連軍艦隊が助けに来てハッピーエンド」というお花畑ストーリーに改変されている、というあらすじを聞いただけで、観に行く気はやや失せた。

試写会の動画

豪華オールキャスト登壇!「これは戦争映画ではない。平和のための映画だ」『空母いぶき』完成披露試写会の舞台挨拶

あと細かい話なんだけど、上記の動画のタイトル。「これは戦争映画ではない。平和のための映画だ。」だって。そんなダサい言い訳をしないと戦争映画も作れないような見識の人間が作るんだったら、無理して作らなくていいよ、本当。戦争映画で何がいかんの? 体制側の役を演じることの何が格好悪いの?

(文・櫻木)

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記者プロフィール

櫻木

在野のコラムニスト。1975年生まれ。大東亜戦争の戦地の取材をライフワークとしており、台湾やインドネシアとの親交が深い。

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