平成18年の英霊の言葉 「母上様 姉上様へ」

今月15日、靖国神社に参拝した折に、拝殿の前で一枚のB5の紙が配布されていた。
毎年、年代わりで掲示されているらしい、英霊の言の葉だった。

今年のそれは、終戦前年の昭和19年10月に戦死した、若干17歳の英霊の遺書だった

母上様 姉上様へ

陸軍伍長 吉川廣美命

第3航空軍司令部
昭和19年10月18日
マニラ南方海上にて戦死
神奈川県出身 17歳

出発を前に一言所見を述ぶ
凡そ皇国に生を享け男子として戦陣に臨むは無上の光栄なりと信ず。
宜しく母姉の志を体して戦場を馳逐し皇恩に報いん事を期す。

我戦場にある間何卒心配無用。母上様には、御老体を無理し御病気にならぬ様。必ずや母上様のご恩に報い、折りにつけ母上様を思ひ勇猛心を振い起こさん。

母上様には色々とご苦労をおかけせり。我儘を云ひ大病に患ひ、何とお詫びしてよいやら唯々有難さに胸迫るのみ。
姉上様には色々お面倒有難う。我征きたる後は母上様をお願ひ致します。

必ずしも嫁入りせずして孝養をたのむに非ず 早く結婚して母上様を安心させん事を望むなり。我も一日も早く姉上様の幸福を祈るなり。

では最後に皆様の御健康と御幸福を祈って止みません。
廣美
母上様
姉上様

8月4日

一体、17歳でここまでの境地に達することのできる存在とは、なんだろうか。国のこと、母親のこと、姉のことを無心に思うこの心、泣き言一つ述べずに立派に死地に赴くこの崇高なる精神。

靖国神社は、墓ではない。祀られているのは、単なる戦死者ではなく、国を守って散華した英雄の霊、神である。普通の人間が死んだら神になる、という発想が理解できない現代人もいるようだが、大事なものを守るために、ためらいなく自分の体を、命を犠牲にできて悔いることのない存在は、紛れもなく神である。
無私の境地に、神が宿る

昭和天皇御製

国のため 命ささげし 人々の ことを思へば 胸せまりくる

(文・竹村 裕次)

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記者プロフィール

1975年 香川生まれ。
某大学経済学部卒。バックパッカーの日々を経て、現在はPR会社で日本を変える企画を練る日々。
思想は愛国保守。

【タイトル[こうもくてん]について】
広目天とは仏教四天王の1人で、古代インド神話では「千里眼を持つ者」。
広目天の如く、世界の出来事を漏らさずに見届け、この世の真実を書き留めるブログたらんことを理想としている。

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