韓国が日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を決定したことに日本や米国で困惑や失望が広がっている。日本の政府高官からは「もう頭がついていけない」というコメントまで飛び出したくらいだ。ただ、日本の安全保障関係者の間では事態を静観する向きが多い。先日の北朝鮮ミサイル発射を巡る韓国の情報の遅さなどから分かる通り、日韓の間のGSOMIAは、日韓スワップ同様、韓国が日本から得られる情報を活用するための側面が大きい。
しかし、理由はそれだけではない。日本が提供した機密情報が韓国経由で北朝鮮、支那などに漏れるリスクが減ることなど、今回の失効決定には利点もあるというのだ。
日経新聞によると、日本のある安全保障関係者が、米国防総省高官からこう告げられたという。「韓国の情報機関、国家情報院の幹部が定期的に北京を訪れ、日本や米国が提供した機密情報を中国に漏らしているようだ」
これが事実なら相当重要かつ衝撃的な話なのだが、おそらくこれを聞いた政府高官も、そしておそらくこれを呼んでいる読者諸兄も、「まさか!」というより「ああ、やっぱりな」という感想のほうが先に立つのではないだろうか。
自らも北朝鮮出身で、「私は北朝鮮の政治家である」と公言してはばからなかった
そういえば、以前、北朝鮮が誇示していたミサイルが、韓国から横流しされたものではないか、という指摘もあった。それも改めて徹底的に調べる必要があるかとは思うが、一つだけ明らかなことは、韓国はすでに支那・北朝鮮のレッドチームに名実ともに仲間入りしている、ということだろう。
むしろ、日韓GSOMIAについては、韓国の方から破棄してくれて良かった。これで日本側は(韓国の大好きな)被害者面をして「遺憾だ、でも韓国の決定だ、仕方ない」とでも言っておけばいいからである。

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