安倍晋三首相とトランプ米大統領は27日、迎賓館で首脳会談に臨みましたが、この会談は2時間にも及びました。予定では1時間程度のはずでしたが、懸案事項について突っ込んだ話、活発な意見交換がされた結果、大幅に延びたということです。さらに両首脳はワーキングランチでも話し合い、その後は北朝鮮による拉致被害者の家族らとも面会し、共同記者会見を行ないました。
大成功に終わったトランプ大統領の訪日
共同会見では、日米同盟の揺るぎない絆、北朝鮮対応について日米が完全に一致した立場であること、貿易交渉は7月の選挙以降でウィンウィンの合意を目指すこと、などが盛り込まれました。
日中の観光コースでも、5回目となる両首脳のゴルフには、トランプ大統領の要望で青木功プロが参加したり、大相撲観戦では「米大統領杯」が用意されるなど、安倍首相の接待戦術が当たり、トランプ大統領も普段の外遊とは全く違う、リラックスした表情を浮かべていました。
夕食の居酒屋、同行した「チームトランプ」の面々の表情からも、リラックスしたいい雰囲気であることが見て取れますね。
記者プロフィール
在野のコラムニスト。1975年生まれ。大東亜戦争の戦地の取材をライフワークとしており、台湾やインドネシアとの親交が深い。