李登輝元総統が、来日されようとしているようです。この方の来日に際しては、毎回国内外の反日・反台湾勢力が妨害しようと画策してくるものですが、今度こそ元総統のご希望をかなえて差し上げたいものです。
そもそも、どうして李登輝元総統は、これほどまでに「奥の細道を歩きたい」と希望されているか、ご存知でしょうか。
ここに、5年前に発刊された小林よしのり氏との対談本、「李登輝学校の教え」があります。
小林:もう総統は退任なさったんだから私人とか公人とかそういう問題を抜きにして、政府を全く通さずに来日することはできないんですか。
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李:ビザがないからね。日本にはビザなしで七十二時間滞在できるんだけど、私は台湾の前総統として、そういうことはしたくないのです。実は、2000年 10月の『アジア・オープン・フォーラム』のときは、日本政府の顔を立ててビザを申請しませんでした。私は正々堂々と日本に行きたいと思っています。
李:実は私の日本行きについては、例えば身体検査だとか、私的な旅行であればオーケーだと言うことで話はついているんだ。
ただ、いざ私が行くとなれば、何の目的で来て何を喋るのか、どういう立場で行くのか、いろいろ難しい問題がまた出てくる。
これは一回限りの勝負じゃなく、日本政府とはまだまだ長い関係を作らなくちゃいけない。マイナスをできるだけ少なくしなくちゃならないということです。
もし体の調子が悪くなかったら、行ってみたい場所があるんです。
小林:どこへ?
李:奥の細道を、日本の人たちと歩いてみたいんです。石巻の少し北のほうか、平泉あたりまで、歩いたり車に乗ったりしながらね。これが今の私の計画なんだ。
芭蕉は本当は外国の人に一番知られなければいけない日本の遺産ですよ。こういうものを深く掘り下げて知ろうとすることは、日本人に非常な自信を持たせるこ
とになると思うよ。私みたいな外国人が、ほんとうに芭蕉を愛し、奥の細道を歩きたいと思っていることも、非常に意味があるんじゃないかと思います。
それに、俳句や芭蕉じゃ政治にも関係ないしね(笑)
これは2001年8月、5年前に出た本です。
李登輝氏が来月12日訪日 「観光、文化交流目的」も中国の反発必至
この記事タイトル。中国の反発が必至、だから何だと言うのか。ここまで日本のことを愛し、台湾のことと東アジアの平和を考えている人に対して、また以前のような仕打ちをしたら、そのときは台湾の反発こそ必至です
戦前の歴史的経緯から、常に日本に自愛のまなざしを向け続けてくれた台湾の内省人達も、統治終了後60年を経て次々と鬼籍に入っていく現状、彼らに決定的に愛想を付かされたら、台湾すら特定アジアの側に回り、反日国家となってしまうかもしれないのです。
私は日本をここまで愛し、台湾のことと同じくらい、日本の未来のことを考えてくれている人に対して、どんな感謝の言葉を述べればいいのかわかりません。
少なくとも、日本が、恩を仇で返す国であっていいはずはありません。
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