「あの子の親と仲が悪いから、今すぐうちの子を別のクラスに移して」「うちの子がけがをして学校を休む間、けがをさせた子も休ませろ」…。保護者が教師に無理難題を言うケースが各地で急増している。教師が頭を悩ますこうした「理不尽な親たち」について、大阪大の小野田正利教授(人間科学、教育制度学)は、文部科学省の科学研究補助金を受けて教育関係者や弁護士、精神科医らによる「学校保護者関係研究会」を発足させ、原因究明と対策に乗り出した。(池田証志)
《病む先生…》
先生たちはお手上げだ。(略)
イザ!:理不尽な親急増 「念書を出せ」「給食費はタダで」無理難題続出、文科省が研究会-話題!ニュース
いやぁ、本当に腹立ちを通り越してあきれ返るばかりである。学級崩壊の本当の原因は、教師の指導力不足ではなく、子供達の他動性症候群でもない
真の問題は、この若い親の世代が、きちんとした教育を受けていないことにある。
昔の親は、息子が学校で殴られたといえば「先生、うちの子が悪さをして、代わりに叱っていただいたそうで…」と逆に恐縮したそうである。幸せな時代だ。今なら「教育委員会に訴えてクビにしてやる!」と言ったところか。新聞沙汰にもなるかもしれない。嫌な時代だ。
それが今の小学生の親の世代、20~30代の日本人は、80~90年代、いわゆる戦後教育の病巣が最も進行し、日狂組が最大の影響力をもったくらいの時代のしつけと教育を受けている。
今、「しつけと教育を受けている」と書いたが、正確ではない。実際はしつけや教育なんてほとんど受けてないのである。教わったことといえば、自虐史と個性と人権、反抗とそれを裏付ける思想信条の自由、のみである。(まあそれでも人間として教えられればまだましかもしれない。2、3年前の子らは“ゆとり教育”とやらでほとんどサル扱い、幼稚園児なみの教育しか受けていない。)
小学生のガキに一番叩き込まなければいけないものは、それらとは対極に位置する価値観である。すなわち、
- 国家への忠誠
- 自国の輝ける歴史
- 公共のマナー
- 基本的な人倫道徳
- 忍耐、服従
などである。 放っておいて勝手に立派な人間に育つような天才児なんて、小学生が1万人いて1人いるかいないかだろう。それが証拠に、今後10年くらいは、相当ろくでもない人間ばかり育つ。苦労するのは我々のような、新入社員で会社に入ってくるそいつらを再教育しなければならない世代である。(だから本当に、学校教育にはきちんとしてもらわないと困るんである。
最後に、記事に紹介されているバカ親のいいがかりに丁寧に対応して本エントリを締めくくりたい。
《保育園・幼稚園》
「うちの子は箱入り娘で育てたい。誰ともけんかさせないという念書を提出しろ
じゃあ一生箱から出さなくてよろしい。
「行事のスナップ写真でうちの子が真ん中に写っていないのはなぜだ
誰もが真ん中になれるわけではない。あなたにとって唯一の子供でも、私にとっては1/40に過ぎん。
「子供が1つのおもちゃを取り合ってけんかになるからそのおもちゃを置かないでほしい
2つ買えば満足? 取り合わず分けて使うことを知れ。
《小学校》
「石をぶつけてガラスを割ったのは、そこに石が落ちていたのが悪い
そこにナタがあったらあなたの頭カチ割っても文句ありませんか。
「義務教育だから給食費は払わない
義務教育は、こちらが教育を授ける義務ではなく、オマエら猿の子が人間になるために教育を受ける義務だ。
「(夜中に電話で呼び出して)飲食店での話し合いに応じろ
嫌です。
《中学校》
「(保護者がクレームを言いに来た日の)休業補償を支払え
クレーム対処のサービス残業代と相殺で。
「風呂に入らないので入るように言ってほしい
入るまで来ないようにしてほしい。
「(けがをした生徒を病院に行かせたところ)なんでやぶ医者に行かせるんだ」
文句があるなら医者に言え 。
コメント、ネットの反応
こういうモンスターペアレンツに育てられた子供も、将来モンペになるんだろうなぁ…