動員はかつての3%以下に… 縮小と絶滅への道をひた走る哀れな“反天皇”左翼

時事直言

現代日本には、受けてきた教育の悪さからか、その日本人ではない出自のせいか、天皇陛下と皇室に対して「反対」と唱えて運動をするような人間がいる。

そのような人非人でも、どうどうとそのおぞましい主張を押し立てて、警官隊に守られながら街を騒いで練り歩いたりできるのだから、全く日本は言論の自由に溢れた国である。

4月29日、昭和時代には天長節として、今は昭和天皇と昭和の日本の功績を追慕する「昭和の日」として祝日になっているこの日にも、嫌がらせとして”反天連”と称するマルキの左翼がデモを行った。(あえてこういう日を選ぶあたり、かつてA級戦犯の死刑執行をわざと12月23日、当時の皇太子誕生日にぶつけた旧敵国アメリカ人と同じ心性で、完全に敵国人のそれである)

さて、この”反天連”デモ、主催者はこんなふうに発表しているが…

2019/04/30 に公開
終わりにしよう天皇制!反天WEEK
天皇の代替わりを許さない!
4月29日、反「昭和の日」立川デモに150名が結集。
4.28沖縄デー 渋谷デモと集会に続く、旧昭和天皇誕生日を祝う「昭和の日」に反対する集会とデモ。「国営昭和記念公園・昭和天皇記念館」がある立川でデモ。緑町公園で集会の後自衛隊立川駐屯地、昭和記念公園前を通り立川駅北口までデモし市民にアピール。
街宣車は完全に封鎖され近寄れず、右翼はデモコース途中の機動隊に規制された中で「カウンター」、 幾度となくデモ隊に突入を試みる。
www.youtube.com/watch?v=b84NRM4tyKo

実際には半分の80名しか集まっていなかったことが判明した。”反天連”のメンバーが、海外(タイ)メディアの取材に対して、こんな風に真相を語っていたのだ。

しかし、平成の時代の日本国内において、皇室の人気は大いに高まった。ルオフ教授によると様々な世論調査で、国民の7割から8割が天皇制の維持を支持しているという。

伸び悩む支持都内の事務所で取材に応じた「反天連」のノムラさんは、支持者の数は年々減りつつあると認めた。

1980年には抗議集会を開けば3000人は集まったものの、今では新しいメンバーがなかなか見つからないという。

4月29日のデモ行進に参加したのは約80人。行進を取り囲む警官数百人の方が多かった。デモに注目する通行人はほとんどいなかった。

ノムラさんは、人気のない目標に向けて闘い続けていると、寂しいと感じることもあると話す。ただし、天皇制がどういう問題になり得るか、国民を教育することが大事だとも言う。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190503-48146846-bbc-int

おそらく、海外メディアの取材のため、こうして日本にも配信されるとは思わず、ポロッと本当のことを語ってしまったのだろう。こういう無為不毛な活動に身を投じている人って虚しくないのだろうか?と疑問に思っていたが、やはり自分達も不毛だと感じているのか。それならさっさとやめればいいのに。

ノムラさんは健康の許す限り、あと10年は活動を続けるつもりだという。

しかし、前途は多難だ。日本の皇室の系譜は2000年以上前にさかのぼると言われ、天皇の役割は日本社会に様々な形で密接に結びついている。

国民に敬愛される天皇が自ら譲位し、新しい天皇が即位した。多くの国民がこの代替わりに感動し、天皇家に対する親愛の気持ちもいっそう高まった。天皇制廃止の議論はここへきて、おそらく封印されたはずだ。

しかし、ノムラ氏が述懐するように、こうした高齢メンバーがあと10年もすればいなくなれば、新規加入の若者もいないだろうから、20年経つ頃には消滅していることだろう。

また、「天皇制」なる言葉は、共産党が皇室を攻撃し、暴力革命を先導するために作り出した言葉であって、本来天皇陛下と皇室は「制度」ではない、不文法でありコモン・センスであり、つまりは国柄である、ということを、タイ人記者はともかく、私達日本国民は理解しておきたい。

(文・櫻木)

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記者プロフィール

櫻木

在野のコラムニスト。1975年生まれ。大東亜戦争の戦地の取材をライフワークとしており、台湾やインドネシアとの親交が深い。

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