麻生大臣「日本は民度が違う」発言に喝采！　蓮舫とマスコミは反発「どんだけ偉いんだ！」 逆に中国ネット民「その通り日本の民度は高い」

麻生太郎財務相が４日、新型コロナウイルスによる日本での死者数が欧米より少ないことについて「民度が違う」と冗談交じりに自説を展開した。日本国民の「自粛」対応の素晴らしさを説明する発言だが、特定野党は反発を強め、メディアは「波紋を呼びそうだ」と火付けに躍起となっている。

発言は、参院財政金融委員会で、参院財政金融委員会で中西健治氏（自民）の質問に答えたもの。

麻生大臣「民度が違う」の趣旨

中西氏が、日本の武漢肺炎、新型コロナ対策について、ロックダウン（都市封鎖）を伴わず、「自由という価値を守り続けてきた。高い評価を受けられるべきでは」と尋ねたところ、麻生氏は、コロナによる死亡者数が人口１００万人当たりで米国やフランスに比べて極端に少ないと指摘。その上で、次のように述べた。

「なんか『お前らだけ薬持ってんのか』って（海外から）電話がかかってきたとき、よく言われたもんでしたけれども、私どもとしては、そういった人たちの質問には『おたくとは、うちの国とは国民の民度のレベルが違うんだ』っていつも言ってやると、みな絶句して黙るんですけども。そうすっと後の質問が来なくなるんで、それが一番簡単な答えだと思って、『クオリティが違う』って話、よくしてましたけども。ここのところその種の電話もなくなりましたから、（この認識が）なんとなく定着しているんだと思いますけども。やっぱりこういった島国ですから、何となく連帯的なものも強かったし、色んな意味で、国民が政府の要請に対して極めて協調してもらったっていうことなんだと思うんですけども。暴動が起きたわけでもなし、色んな意味で、国民性。色んな表現があると思いますけれども、結果論として良かったんだ、と。」

ご説ごもっともである。占領基本法（日本国憲法）の制約もあり、日本では強制力を伴うロックダウンが実施できず、アメリカの豪華客船やチャイナからの春節観光客によってウイルスが持ち込まれたため、初期はどうなることかと思われたが、その後の官民挙げたウイルス封じ込め作戦が奏功し、諸外国に比べて、極端に死者数を抑えることができた。海外が「日本だけなにか特別な薬を持っているのか」と疑問に思ったとしても無理はない。

それは、握手やキスをしない、土足で住居内に入らないなどの生活様式・文化によるものもあれば、罰則がなくとも「自粛要請」にはきちんと従う規律精神、もともと手洗いやマスクなどの習慣のあった清潔さなど、これはもうまさに民度の違い、としか言いようがない。どれもこれも、諸外国が明日から真似しようとしても100%無理なファクターである。

まあ、これは国民の民度の高さであって、政府の功績ではないので、麻生大臣が自らの手柄のように誇るとしたら批判を免れないだろうが、この発言は決してそのようなものではない。大臣は後から「（他国を）おとしめるという話とは違う」「日本がお願いだけで（抑制）できたのは誇りを持っていいという話をしただけだ」と釈明させられているが、そういった国内向けに勇気づける意味での発言であることは、素直に読めば容易にわかる。

2月の終わりに、G20の場でヨーロッパ代表から「アジアの病気だから、我々は興味がない」とほとんど無視されたことに対する意趣返しもあるのだろう。麻生大臣は、受けた屈辱はきっちり返すタイプの人間だ。そう考えると、極めて痛快ですらある。

蓮舫イライラ、マスコミ攻撃

ところがこれにイライラして我慢ならないのが、左系メディアと特定野党の外国人議員だ。

時事通信は、「自国の優越性を強調した物言いは波紋を呼びそうだ。」と結び、あたかも問題発言のように扱った。

立憲民主党の謝蓮舫議員は、ツイッターで筋違いな怒りをぶちまけた。

貴方はどれだけ偉いのでしょう、麻生大臣。 国籍を問わずコロナ感染症で亡くなった方、そのご家族のお気持ちに寄り添わず、「民度」の違いとの認識を国会で披露。 日本の財務大臣発言として海外に発信されてほしくない。

貴方はどれだけ偉いのでしょう、麻生大臣。

国籍を問わずコロナ感染症で亡くなった方、そのご家族のお気持ちに寄り添わず、「民度」の違いとの認識を国会で披露。

日本の財務大臣発言として海外に発信されてほしくない。

コロナ死者少ないのは「民度が違うから」麻生氏 https://t.co/42j39GEZu4

— 蓮　舫　・　立　憲　民　主　党　( り　っ　け　ん　) (@renho_sha) June 4, 2020

日本人が日本の民度を誇る発言をしたとして、なぜそれが「あなたはどれだけ偉いのでしょう」という批判に結びつくのか、全くわからない。国民が偉くてもあなたは偉くない、というようなことが言いたいのか？ わからない。謝蓮舫議員が、どの国の国民の目線で発言しているのかもわからない。

むしろ、チャイナの民衆の方がこれについて肯定的な反応を見せているのも興味深い。

チャイナ民衆の反応

レコードチャイナによると、チャイナのネットユーザーは
「賛成」
「日本人の民度は確かに高い」
「これは事実」
「彼は正しいことを言っていると思う」
「日本国民の民度は世界最高」
「納得。これは文句の言いようがない」
「ウイルス対策においては、国民個人の団結と協力が最も重要な要素」
「日本人はほとんどがきちんとした教育を受けてきているから民度は高い」
「日本人は他人に迷惑をかけたがらないし、清潔だから」
と、多くが麻生大臣の見解を支持しているという。チャイナは広く、人数が多い。民衆の中にはこうした正気を持つ者も多い。日本にいる中華系議員よりもよっぽどまともだ。

「日本人は世界最高」「文句の言いようがない」＝麻生氏の「民度が違う」発言に中国ネットで賛同続々

麻生太郎財務相が日本の新型コロナウイルスによる死者が少ない理由について「民度が違うから」と発言したことが中国でも報じられ、反響が寄せられている。

www.recordchina.co.jp

小沢一郎議員にいたっては、「これぞまさしくナチスの発想。」「そもそもこんなレベルの人物が副総理で、他国の民度云々などと偉そうなことを言えるのだろうか。五輪開催国なのに、世界中に報道されてしまって、国益を損なわないのか。」などと世迷い言を述べている。

これぞまさしくナチスの発想。憲法改正はナチスの手口に学べとか、ヒトラーの動機それ自体は正しかったとか言うだけのことはある。そもそもこんなレベルの人物が副総理で、他国の民度云々などと偉そうなことを言えるのだろうか。五輪開催国なのに、世界中に報道されてしまって、国益を損なわないのか。 https://t.co/6UkkZ9Ilzp

— 小沢一郎（事務所） (@ozawa_jimusho) June 4, 2020

むしろこんなところでナチスを持ち出してレッテル貼りをして批判するようなレベルの人が偉そうなことを言えるのかのほうが疑問だし、この発言こそ海外に報道されてほしくない。そうそう、「民度」と「ナチス」といえば、小沢一郎先生は、平成21年12月、ソウルの国民大学で行なった講演にて「日本人はもともと民度が劣るから、君たち韓国人のような優秀な民族の血を日本人に入れないといけない」等と語っている。これこそナチスの優生論に近いのではないか？

まあ、政治的に終わった人のことをこれ以上とやかく言っても仕方ないか。

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