28日、29日と、G20(主要20カ国・地域)首脳会議が滞りなく開催された。
28日には、大阪市内の料亭で各国外相の夕食会が催された。その時の河野外相によるTwitterの写真がこちら。
「おーい、ホスト役が写真に入らなきゃ」と言われたので、セルフィにしました。 https://t.co/ROTtHw1iMV pic.twitter.com/Tu6sWFuvwU
— 河野太郎 (@konotarogomame) June 28, 2019
河野外相は、本当にTwitterの使い方が上手い。自らの情報発信も、たまにするリツイートやリプライも、国民に外交の成果を伝えつつ、自らの人柄などもうまくアピールできている。
日韓外相による立ち話
さて、この夕食会の後に、河野外相と韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交長官との間で20分ほど立ち話で意見交換がなされたとのこと。
外務省のサイトによると、次のように要旨がまとめられている。
日韓外相による立ち話(令和元年6月28日)
本28日,河野太郎外務大臣は,G20大阪サミット出席のため訪日中の康京和(カン・ギョンファ)韓国外交部長官と,大臣主催外相夕食会終了後に,立ち話を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 河野大臣から,旧朝鮮半島出身労働者問題をはじめとした日韓間の懸案につき,改めて日本側の立場を伝達しました。
2 両外相は,北朝鮮問題に関し,引き続き日韓,日韓米で緊密に連携していくことを確認しました。
3 両外相は,今後とも,外相同士を含め,外交当局間で意思疎通を緊密にしていくことの重要性で一致しました。
河野大臣は、自称徴用工の問題について、仲裁委員会の開催に応じるのは国際法上の責務だとして、開催に必要な手続きをとるよう重ねて求めたが、韓国側は従来の立場を繰り返し、議論の進展はみられなかったということだ。
タイミング的にどうしても接触、意見交換をせざるを得なかったが、どちらも原則論を語るばかりで平行線に終わった(もちろん理は完全に日本側にある)ということで、日本側の対応としては及第点だろう。
これに関し韓国外交部の当局者は「立ちながらしたのではなく座って対話した」「康長官は強制徴用判決問題に関して河野外相に我々の立場を改めて説明した」とどうでもいい所にこだわりを見せているが、「立ち話ではなく座り話だった」「つまりは略式の会談だった」「外相会談で韓国の立場をしっかり伝えた」という風に話が韓国内でエスカレートさせる可能性があるので、引き続き冷静に冷遇する必要があるだろう。
G20における日本と安倍首相の評価
さてドイツのツァイト紙(電子版)が27日、安倍晋三首相についての論評を掲載し、「国際政治の場で、みんなのお気に入りのようになっている」として、対立が深まる大国間の調停役に適任と評価している。
論評は、「現在、各大国の調停役を担う首脳が必要とされるのなら、それはおそらく安倍(首相)だ」と指摘し、安倍氏はナショナリストとされるが、同時に多国間主義者でもあると解説。具体例として、米国が離脱した環太平洋連携協定(TPP)の妥結にこぎ着けたことや、欧州連合(EU)との経済連携協定(EPA)締結を挙げた。
このほか、トランプ米大統領、習近平中国国家主席の双方との関係を構築している点に言及。両首脳がG20で会談するのを決めたことで「安倍氏は一定の成果を挙げた」と強調した。
今回のG20では、2018年11月以来、2回目となる日米印の首脳会談を実現させたことにも注目したい。自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた連携で一致した。インド太平洋地域の重要パートナーの枠組みとして、3カ国会談を毎年開くことも申し合わせたとのことだ。
ちなみにこれに対して、韓国は「以前は韓米日だったのに、インドに取って代わられた」と恨み節をつぶやいているようだが、自分達のしてきた行動と、国際社会、東アジア地域に対して果たしうる貢献について少しでも分析できるならば、そんなことは恥ずかしくて言えないのではないか。
G20のホスト国として、日本は議長国にふさわしい立ち振る舞いができ、頭の痛い隣人、韓国もうまくあしらうことができ、滞りなく日程を終えたことを喜びたい。
コメント、ネットの反応
写真さえ撮れれば中身は妄想でなんとかする国だもんな
本当に20分間も?
妄想話に付き合わされたのなら河野さんもお気の毒
精神科医に任せるべきお仕事だわ
立ち話ってのは事前協議とかなしに
会ったついでに話すレベルの話って事だろ?
立ち読みじゃなく座り読みだからセーフ!と同じレベル
少なくとも河野外相は条約守れと言い
韓国はウリの国の裁判がーでお茶を濁した
日本は約束守れ以外のこと言わずに韓国と何の約束もしてないんだから全然オッケーなんだよな