北朝鮮、「拉致は言いがかり、日本は謝罪せよ」とまさかの言いがかり!

北朝鮮

北朝鮮による拉致事件と言えば、金正日も関与を認めた国家的犯罪であり、日本の主権が侵害されている、許すべからざる事件である。

ところが、北朝鮮の機関紙が、「(北朝鮮による拉致は)日本の反動層が唱える荒唐無稽な詭弁であり、意地悪いねつ造説」などと言い出した。

その理由は…?

「拉致は言いがかり、日本は謝罪せよ」北朝鮮が主張 | DailyNK Japan(デイリーNKジャパン)
北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は27日、同国による拉致の疑いがあるとされていた男性が日本国内で発見されたことを受けて、「日本は他国に言い掛かりをつける汚らわしい悪習を捨てるべきだ」とする論評を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。 (参考記事:「安倍は軍国主義」金正恩氏、会談呼びかけにカウンター連打) 論評は「この事実は...

北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は27日、同国による拉致の疑いがあるとされていた男性が日本国内で発見されたことを受けて、「日本は他国に言い掛かりをつける汚らわしい悪習を捨てるべきだ」とする論評を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。

たまたま、「拉致の疑いあり」としていた特定失踪者883人の中から、国内で1人だけ発見されたから、と言うのがその理由。

たとえ自国に都合の悪い事でも、こうして正直に発表するのが日本のいいところ。他の国なら、発表せず無かったことにされるだろう。北朝鮮のような国だったら、いっそ「いなかったこと」にされてしまうかもしれない。

これが北朝鮮にかかれば、「883人の中で1人は拉致被害者ではなかった」=「883人全員が拉致被害者ではない」になってしまうと言う。これが言いがかり、詭弁でなくてなんなのか!? 北朝鮮こそ、他国に言い掛かりをつける汚らわしい悪習を捨てて過去清算をはっきりすべきであると、そっくりお返ししよう。

しかし、左翼言説に支配されていた日本社会は、長らくこの北朝鮮の言いがかりのように、「北朝鮮が日本人を拉致したなんて言うのは陰謀説」として扱ってきた。メディアも、朝鮮総連からの暴力的抗議を恐れて、拉致事件をないものとして扱ってきた。

1978年、横田めぐみさんが拉致されたのと同じ年、4人のレバノン人女性が拉致されたが、レバノン政府は「我が国民を返さなければいかなる手段もいとわない」と強く迫り、翌々年までに全員を奪還した。

それができず、こんな言説まで許してしまっている日本の現状は、40年前と全く変わっていない。いや、相対的には悪化している。

40年の月日は、拉致被害者を異国の地で老いさせ、家族に塗炭の苦しみを味あわせ、金王朝を肥え太らせ、核武装まで許してしまった。悔やんでも悔やみきれないが、せめてレバノン並みに、普通の憲法と軍隊を持ち、普通に国民を大事にする国であってほしいと思わずにはいられない。

(文・櫻木)

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コメント、ネットの反応

  1. 総連と民団、破防法で追い出してほしい
    害にしかならない

  2. 日本人と朝鮮人は、絶縁しかない
    つくずくそう思うよ

  3. 帰ってきた人の一人は拉致する人だよ
    あの人に拉致されそうになった人がブログ書いてる
    実名だからほんとだと思うよ
    蓮池兄のこと

  4. 頭にキムチが詰まってんのか?

  5. 嫌いな地域だけ餓死させたって話もあったけど
    ほんとはどうだったんだろう
    全部餓死して死んでしまえば良かったのにね

記者プロフィール

櫻木

在野のコラムニスト。1975年生まれ。大東亜戦争の戦地の取材をライフワークとしており、台湾やインドネシアとの親交が深い。

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