アメリカのトランプ大統領が、4日間にわたる訪問日程を終え、アメリカに帰国したあと、日本での思い出をまとめた動画をツイッターに公開しています。
THANK YOU JAPAN!🇺🇸🇯🇵 pic.twitter.com/ZvzEL8iQsi
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) May 29, 2019
動画は、荘厳な音楽をBGMに46秒と短くまとめられたもので、「THANK YOU JAPAN!」という大文字のメッセージとともに投稿されています。日米両国の首脳関係の良さ、日本の魅力、トランプ大統領のいい場面なとが短い時間で凝縮されており、国内外に対する良いアピールとなっています。
トランプのネット利用のセンス
この辺のネット利用のセンスが、トランプ大統領は(もしくは大統領周辺のブレインが)非常に長けていて、恐らく世界の首脳の中で、トランプ大統領以上にツイッターや動画を上手く使いこなしている人はいないんじゃないかと思われます。帰国して即作成して自分のツイッターに上げるというスピード感も現代的ですし、1分以内という短い時間に凝縮したのも完全に正しい選択です。(今のネット時代、例えばこれが5分だったりすると、視聴ユーザー数はガクッと減っていたでしょう)
またこの動画に先立つ投稿で、トランプ大統領は「非常に成果のある訪問を終えて日本から戻った。さまざまな分野で大きな進展があった。安倍総理大臣というすばらしい指導者のいる偉大な国だ」とも投稿しました。
地理的に脅威レベルの受け止め方が違う北朝鮮の短距離ミサイルに対する温度感や、直接利害の対立する貿易問題については日米で見解に差が出ましたが、今回の訪日はトランプ大統領に華を持たせる形でお互い成功と言っていいでしょう。
トランプ大統領が戦闘機の購入について触れたことで、反日反米派が「おもてなしして戦闘機を買わされた」などと批判していますが、F35を147機購入する計画は、既に決まっていたもので、今回改めて言及することで、トランプ大統領は国内向けに「成果」が多いことをアピールしたかったのでしょう。
それよりも批判されるべきは、共同記者会見でトランプ大統領が「militaly」とはっきり口にしているのに「安全保障」と言い換えたりぼかしたりして、「軍事」をタブー化しようとする日本メディアの姿勢でしょう。
コメント、ネットの反応
トランプは褒め上手でもあるからただのリップサービスだぞ~
北の大将だってほめるんだからな!
まあ南の文おっさんは褒められたことないけどな
トランプさんも安部さんも超頑張ってるからね
これで参院選は自民の大勝利ってしたいんだろうな
まぁみんな分かってるんだろうし
別にこんなおぜん立てしなくても自民に入れるしかないよ
そらもう日本人の暖かいおもてなしを受けた上、安倍がトランプの要求をそのまま全て飲み込んで了承してくれたんだから、ありがとう以外言葉が出ないだろ。
トランプが日本に譲歩したのは「貿易交渉は参院選の後」だけ。