きしむ中国帝国支配 100万人デモに中国当局が非難強める 天安門事件の再来か?

支那

香港の、民主化デモが激化している。とうとう、主催者発表で103万人が参加する超大規模のデモとなっている。こういうデモというのは、たいてい主催者発表は水増しして多めに言うのが常だが、空撮したり、ビルの屋上から撮影したりした画像を見ると、本当にすごい人数が集まっていることが分かる。人工700万人中の100人。7人に1人が集まっているわけで、これこそ香港の「民意」というものだろう。



香港デモ、対立激化も 司法の独立「中国化」で危うく(写真=共同)
【香港=木原雄士】香港で拘束した容疑者を中国本土に引き渡す「逃亡犯条例」改正案を巡り混乱が広がっている。香港の民主派団体が呼びかけた9日のデモには主催者発表で過去最大規模の103万人(警察発表は24

もともとの発端は、香港人が台湾で恋人を殺し、香港に逃亡した殺人犯に対して、台湾も香港も殺人罪での裁判を適用できない、という事件にある。そこでなぜか台湾ではなくチャイナが(チャイナは台湾をチャイナの一部だと主張しているので……まあ台湾の中華民国も、大陸も中華民国の領土だと主張しているわけだが…)逃亡犯引き渡し条例を香港との間に成立させようとしたことで、香港の民衆の危機感に火がついたというわけだ。

普通に考えれば、犯罪者を引き渡すことに何の問題もないはずだが、相手はチャイナである。中国共産党の支配体制に少しでも異を唱える人間を、思想犯、政治犯として逮捕したり、ファーウェイの問題で対立する北米カナダの民間人を不当拘束したりと、そもそもあの国には「法治」の概念がない。法律は常に中共の都合によって恣意的に運用され、少数民族は常に弾圧され、民族浄化の恐怖に怯えている。

香港の置かれた立場は、難しい。チベットやウイグルのように、少数民族として弾圧される立場ではないが、台湾のように、軍隊を持つ完全な(事実上の)独立国でもない。「一国二制度」という、いわばチャイナの目こぼしによって成り立っている、危うい自由資本主義の自治領だ。だからこそ、自らの自由と繁栄が常に奪われる恐怖に敏感なのだろう。この逃亡犯引き渡し条例がこのまま可決したら、現在民主化運動に参加している中でも主要なメンバーは、見せしめとして別件逮捕
されるかも知れない。そう考えているからこそ、100万人もの民衆が該当に繰り出しているのだ。

活動家の1人、香港の女子大学生が、日本の記者クラブで記者会見を行っていた。決してうまくはないが片言でもない日本語で、必死に支援を訴えていた。

香港の大学生「最も危険な法案」日本で訴え|日テレNEWS24
香港の民主化を訴える現役の大学生が来日し、香港から中国本土への容疑者引き渡しを可能にする条例の改正案について「もっとも危険な法案だ」と訴えた。

最後に彼女が見せた日本語のメッセージには、こう書かれていた。

香港も、日本も、本当の民主主義がありますように。

この世界的な大ニュースをろくに報じず、よしもと芸人の犯罪集団忘年会の話や、謝蓮舫の年金パフォーマンスばかり垂れ流しているメディアに、彼女の声は届いているか?

(文・櫻木)

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コメント、ネットの反応

  1. でも香港は台湾とは違って独立するには小さすぎる

    • 台湾、香港、大陸南岸で連邦制とればよろしい

  2. 雨傘デモをもっと徹底的にやっておけばな。
    あの時、商売している連中は「邪魔だから辞めろ」って文句言ってノンビリしてたけど
    今回の法案で、民主主義の危機がそこまで迫って来ていると痛感しただろう。

  3. 民主主義を守る戦いなんだけど
    日本の反応は
    冷ややかだよね

    もう中国に注ぎ込んだ金は帰ってこないんだから
    諦めればいいの

  4. NHKは地上波もBSも結構大きく報道してるだろ?
    民放はあんまり見てないからどうだか分かんないけど・・・

    海外でも大きく報じられてんだから日本でこれ報道してなきゃ
    日本マスコミがデモされなきゃいけないことになるよw

  5. 天安門事件の再来だ。
    中国とはそんな国。
    武力で抑えられる。

  6. 台湾の州ってことで統合したらいいのでは。
    元は同じ広東語を使う人たちで、北京語ではないし簡体字も使っていない。

    • 違うぞ。台湾の外省人は北京語
      本省人は身内とだけミンナン語

  7. こういうデモを撮影する場合、報道写真の基本は、望遠レンズで撮影して
    圧縮効果を利用して人数水増しし、迫力を持たせるもの。

    でもこのデモについては、広角で空から撮ってもとんでもない規模だとわかる。
    5年前のウクライナの数倍。

記者プロフィール

櫻木

在野のコラムニスト。1975年生まれ。大東亜戦争の戦地の取材をライフワークとしており、台湾やインドネシアとの親交が深い。

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