「いずれ安倍晋三とも会う」と言いつつミサイル威嚇外交を再開した金正恩 狙いはアメリカではなく日本! これからの日本のとるべき行動とは?

北朝鮮

令和初の一般参賀に日本列島が湧いたその日、北朝鮮が祝賀ムードに水を差す軍事挑発の愚挙に出た。

【日本政府】北朝鮮の短距離ミサイル発射「報道はあったが、日本領域やEEZへの飛来確認できず」

トランプ大統領の反応

これに対して、北朝鮮と非核化の“ディール”に望んでいるアメリカのトランプ大統領がどう反応するのか、が国際的な注目となっていたが、表面上は不問とするかのような発言をしている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190504-00000094-jij-n_ame

これがどんな文脈、ニュアンスの言葉なのか、ツイッターの断片的な発現では何とも言えないが、見方によっては、短距離ミサイルならば米国に対して直接の脅威とはならないし、核兵器の放棄とも直接は関係ないことから、一旦大目に見ておこう、という判断なのだろう。また、ここで拳を振り上げてしまったら、経済制裁以上の制裁行動(軍事行動)を取らざるを得なくなってしまう。

北のミサイル発射の意図は?

識者の間では、今回の軍事挑発の意図と目的は、「韓国に対する警告」「アメリカに対する揺さぶり」といったところが大方の見方のようだが、当サイトの見立ては違う。

これに先立つこと数日、5月1日に、安倍総理が「金委員長と条件なしに首脳会談をする」と発言してしまっている。

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あ、この発言はまずいな、と感じたが、案の定これで足元を見られてしまった格好だ。そもそも相手国の国民を拉致して、破壊兵器の銃口を向けて威圧しているような国と、どんな信頼関係を築けるというのか?「相互不信の殻」も何もない。虚心坦懐に……?一体何を話し合うというのか?

平たく言えば、「経済協力をするから、拉致被害者を返して大量破壊兵器を破棄して、平和条約を結びましょう」という話になるのだろうが、そんな条件を飲む相手ではないだろう。向こう側としては、「拉致被害者は全員死亡」で解決済み、というスタンスだし、カネを渡すから銃口をおろしてくれ、なんていう嘆願は今回のようにとことんまで足元を見られてしまう

金正恩「いずれ安倍晋三とも会う」と語っていた

安倍総理も、拉致問題に対しては小泉政権の内閣官房副長官から長年取り組んできたため、解決に向けて強い想いがあり、また被害者やその家族の高齢化を受けて、やや前のめりになっている感は否めない。安易な対話、経済協力ありきの融和路線では、この問題は解決できない。

折しも本日、2月に行なわれた米朝会談で、金正恩(きん・しょうおん)がトランプ大統領に対し、「日朝間の懸案として日本人拉致問題があるのは分かっている。いずれ安倍晋三首相とも会う」と語っていたことがわかった。となるとやはり1日の安倍首相の「無条件の会談」発現はこれを念頭に置いての言葉だし、昨日のミサイル発射はこれに対する牽制として行われたものだろう。

しかし、「経済協力するから拉致被害者を返してくれ」というのは、要するに人質をとっているテロリストグループに、身代金を支払うのと同じであって、責任ある国家の取るべき行動ではない。

では拉致問題を解決し、北朝鮮と国交を正常化するためにはどうすればいいのか? それについては明日述べたいと想う。以下次号!

(文・櫻木)

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記者プロフィール

櫻木

在野のコラムニスト。1975年生まれ。大東亜戦争の戦地の取材をライフワークとしており、台湾やインドネシアとの親交が深い。

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