単なる経済協力ではない、北朝鮮拉致問題の解決方法はこれ

北朝鮮

5月3日、憲法(占領基本法)記念日に合わせて、安倍首相の「無条件で日朝会談をする」という談話が発表された。( 憲法記念日 安倍首相単独インタビュー詳報 「相互不信の殻を打ち破るためには、金委員長と直接向き合う以外はない」(産経新聞)

翌4日、北朝鮮の金正恩は、9発のミサイルを日本海に向けて撃った。

そして昨日5日、日本の政府関係筋から、金正恩が2月の時点で「拉致問題解決のために安倍首相と会う」と語っていた、という情報がリークされた。

「いずれ安倍晋三首相とも会う」金正恩氏が米朝会談で拉致問題に言及 - ライブドアニュース
第2回米朝首脳会談での金正恩氏の発言について、日本政府関係者が明かした。拉致問題については承知していると、トランプ大統領に語っていたそう。また「いずれ安倍晋三首相とも会う」とも話していたという

最後の情報リークがこのタイミングで出されたのは、「会いたい」といった直後にミサイルを発射されたことによって、完全に面子を潰された格好の総理官邸筋から「お前も会うって言ってたよな」と釘を差すためにあえて出されたものだろう。

会談の焦点は、日本側からは拉致被害者の開放と核兵器の放棄、北朝鮮側からは経済制裁の解除と経済援助(国交正常化記念のご祝儀)、となるだろう。要するに、「身代金を支払うから人質を開放してくれ」という構図である。

この取り引きがうまくいくのかはわからないが、経済援助については「なぜ泥棒に追い銭をやらなくてはならないのか」という国民感情と、テロル国家にその活動資金を提供するという国際倫理の問題もあるし、一筋縄ではいかないのではないだろうか。

ではどうするか。話は簡単である。北朝鮮が人質をとっているなら、こちらも人質を用意すれば良い。日本国内にある朝鮮総連以下北朝鮮関連の資産を凍結し、在日北朝鮮人の特別永住権を剥奪、強制送還とセットにして人質交換をするのだ。これなら、拉致問題の解決に加えて、日本は戦後の負債の半分(もう半分は民団)が厄介払いできて、北朝鮮は資金を手に入れることができて、Win-Winのディールとなる。

(文・櫻木)

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記者プロフィール

櫻木

在野のコラムニスト。1975年生まれ。大東亜戦争の戦地の取材をライフワークとしており、台湾やインドネシアとの親交が深い。

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